現地レポート

11. ジャールカンド州(5/15-5/17視察結果)

「外国人宿泊お断りが多い地方都市・ランチ」

 

 地域情報

GDP: 1.46% (17th)  of Total GDP

面積: 79,714 平方キロメートル (2.42% )
人口: 25,540千人 (16th / 2.11%)
州都: Ranchi
主要言語: Hindi

   

※右上マップの赤色の部分がジャールカンド州で、青枠で囲んでいるいる州が、ビハール州である。

ジャールカンド州は、鉱物資源(鉄鉱石、石灰石、銅)が豊富にある州であり、重工業・鉄鋼業・石炭鉱業などが主な産業である。州のGDPに占める製造業の割合は20%程度。同州は、インド全ての州・直轄領の中で、一人あたりの平均所得が下から6番目と比較的貧しい州に位置付けられる(最下位のビハール州の約1.5倍の平均所得)。また、2000年にジャールカンド州はビハール州から分離して、独立の州として成立している。

 

 

 現地視察レポート(Ranchi)

2012年5月15日~17日、ジャールカンド州の州都・ランチを視察した。

        (left pic: source

ランチ市街の視察は、安全のため、主要駅であるランチ駅から駅から1km程離れた大通り沿いを5kmほど徒歩で視察するにとどめた。

ランチ市街の視察においては、駅近くの大通りに沿って、家電・AV機器の販売店が多く並び、インドの経済発展の恩恵を受けた中所得者を対象とした店舗が多くみられた。またドミノピザなどのチェーン店やアパレルショップなども通りに並び、豊かになりつつインドをこの地域でも感じることができたのは、一つ前の視察地のパトナとは大きく異なる点であった。

 

(その他)

ランチのパナソニックの販売店での写真。一つ前の視察地のパトナでデジタルカメラが故障したため、急遽、ランチで新しいデジタルカメラを購入すべく店舗に訪問。ただ、購入しようとしたカメラが偶然にも動作不良が見つかったため、結局、ランチでの購入は諦めて、次のコルカタにて新たなデジカメを探すこととなった。下の写真は、デジタルカメラ検討段階で、検討中のカメラの試し撮りの際の写真。

 

 

 [視察を終えて]

ランチ(ジャールカンド州)もパトナ(ビハール州)と同様に、毛沢東思想派(マオイスト)の過激派による反政府活動が活発な地域であり、視察の約2ヵ月前の3月上旬にもイタリア人旅行客がマオイストに拉致される(4月中旬に解放)事件もあり、この地域では治安の面で緊張状態が続いている時期であった。

このため、ラインでもパトナと同様に、外国人旅行客を受け入れてくれるホテルは極めて限定的であった。駅周辺のホテルでは、たった2つ、中級クラスのホテルだけであった。このこともあり、パトナでの視察は安全について十分注意を払って行動することとなった。

市街を視察している中では、危険なことを感じるような状況には遭遇しなかったため、少なくとも市街地である限り、日常的には安全であるのかもしれないが、やはり他の都市と同じようには行動できないという制約はあった。

次回の視察においては、治安の安定した時期に、より広範囲に市街を視察したいと思う。